日本経済新聞・日経MJ・日経ヴェリタス、東京新聞、毎日新聞のNSN麻布十番

ヤマハのギア(UA06J/UA07J/UA08J)は新聞屋さんでよく使われています
当店のバイクもほとんどがギアです。でも新聞屋さんだけでなく仕事で使われることの多いバイクにしては、ニュースギアと謳っているにしては・・・?なところが
一番ひどいのがサイドスタンド!新聞屋さんであれば少し走って止まってを繰り返します。そのたびにサイドスタンドをおろして停めます。使用頻度が多いのになぜすぐに削れてしまう・・・?
サイドスタンドがすぐにブラブラ、グラグラ・・・
サイドスタンドを使うとバイクがかなり傾いてしまう・・・
前の2ストのギア(UA03J)のサイドスタンドにはグリースアップ用のニップルがついていたのに・・・
削れるのがわかっていてなぜ?なくした・・の?
サイドスタンドがブラブラ
サイドスタンドがグラグラ
2ストギアのサイドスタンド
2ストギア(UA03J)のサイドスタンドには
グリースニップルがついていたのに
UA03Jの部品リスト
ばらしてみるとブラケットもボルトも驚くほど削れています・・・
これではブラブラグラグラするのは当然です
ブラケットの穴が楕円になっていなくてもグラグラブラブラする場合は薄くなっていますので交換したほうがいいです
サイドスタンドがグラグラ
2ストギアのサイドスタンド
2ストギアのサイドスタンド
サイドスタンドを外します
カバーを外します
赤丸内のボルト、ネジを外します
やりにくければロワカバーの他のボルトも外します
スイッチコネクタを外します
スイッチコネクタを外します
サイドスタンドを外します
19取付けボルト2本を外し
サイドスタンドを外します
UA06J部品リスト

14 ブラケット  10B-F7321-00
15 ボルト    10B-F7317-00

13 スタンド   10B-F7311-10
16 ナット    90185-12802
17 ストッパ   10B-F743E-01
18 スプリング  10B-F7316-00
19 取付けボルト 95817-10025
20 サイドスタンドスイッチ 10B-H2566-00
21 パンヘッドネジ 90157-05079
取り外したサイドスタンドをバラします。
18スプリング(再利用、なくなっていたら購入)を外します
16ナット(再利用)を外してから15ボルトを外します。
13スタンドもすり減っていなければ再利用します。
残ったブラケットから17ストッパゴムと21を外して20サイドスタンドスイッチ(再利用)をとります。

サイドスタンドスイッチが外れないとき
古いブラケットからサイドスタンドスイッチを外して再利用します。
ただ、ネジロック剤が塗られているせいか浸透潤滑スプレー(556はダメよ)を使ってもインパクトドライバーを使っても(バーナーは無いから使いませんが)外せないことがままあります。
そんなときはサイドスタンドスイッチを使わないか新品か中古のサイドスタンドスイッチを購入するかになります。でも高いです。
サイドスタンドスイッチが外れない
サイドスタンドをおろしたままの走行は危険です。
スイッチキャンセルは自己責任で行ってください。
スイッチコードの処理方法
サイドスタンドスイッチを利用しない場合はコネクター部分から4、5cmくらいのところでコードを切断してサイドスタンドスイッチキャンセラーに加工します。
外したコネクターをささなかったり切断したコードをそのままで差し込むとサイドスタンドが降りていると判断してエンジンが吹き上がりません。
コードの皮を剥いて2本を結線して絶縁のためビニールテープで巻いておきます。
車体側に残っているコネクタに差し込みブラブラしないように適当に留めておきます。
車体側に残っているコネクタに差し込みます
サイドスタンドを組み立てます
ブラケットにストッパゴムを付けます
ブラケットにストッパゴムを付けます
リブデングリースをたっぷり塗ります
モリブデングリースをたっぷり塗ります
ボルトを締めます
スタンドを入れてボルトを締めます
モリブデングリスは、モリブデン化合物(鉱石)が添加剤に入っている耐荷重性能グリースです。
荷重のかかるスタンドにはこのグリースを使用します
余分なグリースにはホコリやゴミがくっつきますので拭き取ってください。
556などの使用はNGです。
ボルトをしっかり締めます
ボルトをしっかりと締めます
セルフロックナットを締めます
セルフロックナットを締めます
はみ出たグリースは拭き取ります
スプリングをはめます
ひも等を使ってスプリングをはめます
組み立てたサイドスタンド
組み立てたサイドスタンド
取り付けボルトで取り付けます
取り付けボルトで取り付けます
取り付け後
サイドスタンドスイッチコネクタを差し込みカバーを戻して取替完了です
ついでに一工夫してみます
効果があるのかはまだ不明ですがUA03J(2ストギア)のボルトを使用してみます。
UA03Jのボルトにはグリースニップルが付いているので(もちろんモリブデン)グリースアップすることができボルトが削れることが防げるのではないでしょうか?
UA03JとUA06J/UA07J/UA08Jの材質は違うようですがボルトサイズは同じです。
UA03JとUA06J/UA07J/UA08Jのボルトサイズは同じです
UA03Jのボルト
純正:90109-12634
UA03Jのグリースニップル
純正:93700-06004
互換:93700-06M03
UA03Jのグリースニップルをつけたボルト
UA03Jのグリースニップルをつけたボルト
グリースアップします
グリースが溢れ出るまで注入します
余分なグリースは拭き取ります
UA03Jのグリースニップル
UA03Jのボルトが付きました
外したネジはマグネットトレイに
磁石のついたトレイです
外したネジはなくさないように
マグネットトレイにくっつけておきます
トレイ自体も金属部分にくっつきます

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